こんにちは。
昨日は姫路市で15歳の男子高校生がマンションから飛び降りて亡くなったり、岐阜県では15歳の男子高校生が9歳の女児へのわいせつ容疑で逮捕されたりと、15歳の事件が目立ちました。
自殺も非行も共に重要なキーワードが
【居場所】
になります。
私たちがあたり前の様にいる空間、当たり前にいる大切な人・・・彼らにはありません。
クライアントの息子さんでこんな子がいました。
21歳大学生(某有名大学)、イケメン、高身長、運動神経抜群、LINE登録2,000人以上
側から見ればかなりのハイスペックとも言われる様な子でしたが、セッションを続けて分かったことがあります・・・
親友がいない
落ち着ける居場所がない
ということに。
だから潜在的にモヤモヤがあり、家に帰れば壁に穴を開けたり家庭内暴力、非行にはしってぶつけようのない感情を吐き出していた様に感じました。
この子の話を聴きながら私が彼の心(頭)の中を整理して書き出した紙をセッションの終わりに
『内藤さん、そのメモ欲しいです』
と言ってきたので渡すとしばらく眺めていました。
カウンセリングとコーチングを合わせて行うことで、心のモヤモヤも減っていき、かつ自分で気付いたり学んで変化していくので面白いですよ!
今では居場所を見つけて健全な仕事でリーダー的なポストを任されているので、良い方向にベクトルが向いていると報告があったので嬉しい限りです。
また、家出をした子が自殺をする場合でも
家にも外にも居場所がなくなる
ので、もう死しか見えなくなってしまうんですよね。
家出の問題でも重要なのは
戻る場所(親)が変わっていること
言い方を変えると
環境整備
ができているかどうかが重要になります。
畑を始める時なんかでも、先ずはその場所が育成に適しているのか?土を見たり水の有無などを分析してから耕しますよね?
これを家出や非行の場合はまずやらないと、無理やり連れて帰ってきたも荒地のままなのですぐ枯れてしまったり、逆効果になっていきます。
ひきこもりの場合は
自室以外(リビング)の環境改善
が必須になります。
自室以外に居場所を感じていないことが多いですからね。
で、その環境を作っているのが
人(家族)
なので、行き着く先は
親がどこまで変われるかどうか?
にかかってきます。
・考え方
・聴く姿勢
・伝え方
・表情
・態度
・子離れ
やることは山積みなのですが、多くの方がこれらを疎かにしたり後回しにするから、結局いつまで経っても家に帰ってこなかったり、帰ってきてもまたすぐに出て行ってしまったり、非行などではないにしても実家に寄り付かない関係になってしまいます。
家出のご相談の場合はよく
『子どもが戻ってからでないとやれることはないですよね?』
と聴かれるのですが、その考えに行き着く理由がこうしたことなんです。
私からしたら
『むしろいない間にどれだけ行動して変われるか?』
なんですけどね。
むしろ戻ってきてからじゃ遅いですからね。。。
なので・・・
【防げる(た)自殺や犯罪】
は間違いなくありますので、防げるものは防ぎたいですよね。
これから子どもの自殺が増える期間に入りますので、子持ちの親御さんや今支えるべき人がいる方は一つの参考にしてください。
また、先日の投稿でも書きましたけど、心が疲れている人をプラスに引っ張る為には
支える側のメンタルの安定
が必須なので、これもさっきの「畑を耕す」と同じなので、自分おメンタルが不安定の場合は注意してください。
そいではまた!
この記事へのコメントはありません。