覚悟を持ってやってくださいね。
こんにちは。
昨日、クライアントのお母さんから
『実は以前から私の知人のお子さんがうちと同じような状況で、ずっと内藤さんに相談するように伝えてきていたのですが、他人に相談することに対して勇気が出なかったのかもしれませんが、そこのお子さんが今年の2月に自殺してしまいました。今ではお母さんは自責の念に囚われてしまっていて・・・』
と言うお話しがありました。
そこのご家庭は家庭内暴力をはじめ、毎日のように親と口論となっていたようで、結果として親が
『出て行け』
と突き放し、家から出した結果が自殺でした。
一昔前では、子どもの非行やひきこもりなどの問題は
もう成人になっているなら叩き出せ
のような更生方法が一般的にも認知されていたことはあるのですが、この
【突き放し】
はタイミングを間違えると
①自殺
②犯罪
③半一生音信不通
何かの結果を招きます。
って言う結果になる’’覚悟’’があるのであれば、それも一つの選択肢になりますし、もしかしたらクライアントさんの知人のお母さんもその覚悟を持ったと思って出したのかもしれません。
ですが、結果子どもが自ら死を決断し、ご遺体と対面してからは
『あの子は天使だった、、、なのになぜ私は・・・。だから私はこれから先一生笑ってはいけないし、幸せを感じる資格もないの。。。』
と後悔と自己嫌悪にかられる日々を送っているとのことです。
精神論や根性論、正論だけで更生や親子関係が改善するなら世話ないですよ。
じゃあ
『どのタイミングで突き放して大丈夫なのか?』
についてですが、端的に言えば
【親子関係が一定レベルまで改善された段階】
が一つの目安になります。
で、その「一定レベル」って言うのが
・日常会話が落ち着いてできる
・親の軸が築けている
・親が柔軟な視野かつ前向きなメンタルができている
ざっくりでもこの3つは最低限で必要な状態ですので、これらがやれていない段階で突き放しを行うと
99%悪化して上記3つの結果を招きやすくなる
ので参考まで。
なので、もしお子さんのことで悩まれている場合、相談窓口を選ぶ一つの判断基準として
対して分析もせず「突き放しましょう」などとアドバイスをしてくる窓口
には相談しないことをオススメします。
今月は特に社会全体的に【死】や【生】について考えなさい、と言う期間なのかもしれませんね。
「あの時やっておけば」と後悔しても、もう二度と戻ることはないので、先手先手で積極的に行動していくようにていただけたら幸いです。
それではまた。
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