こんばんは。
昨日の投稿で箇条書きで書いた、私の非行少年との接し方について、一つずつ具体的に答えていきたいと思います。
まずは
何回も会いに行く
ということですが、これは心理学等を勉強されている方はご存じだと思います。
人間の心理は
一度に長時間
よりも
短時間を複数回
会ったり、話したりする方が親しくなりやすいのです。
とは言っても、私の場合は短時間ではありませんでした。
基本的には多数と一度に話すわけなので、せいぜい1時間弱は短くてもいつも話をしていました。
また、前回会った時の話の内容やちょっとした雑談を覚えていていた時などの彼らの反応もとても嬉しそうだったのが印象的です。
自分がされて嬉しいことを、ただやっているだけなのですが(笑)
また、これに並行して
感謝を伝える
ということも、大きく関わってきます。
いったい
彼らの何に感謝をするの?
と思う方もいるかもしれませんが、私の中では勝手に
彼らに会いに行き、話をする
という行為を、彼らが渋々でも受け入れてくれた時点でまずは
ありがとう
ですよね。
貴重な彼らの時間を削ってくれたのですから当然です。
ここでも彼らの中で
違和感
がうまれます。
なぜ感謝されるの?
最初は「は?」という感じで見てきますが、なぜ感謝の言葉を述べたのかを説明しすれば嫌な顔はしません。
普段言われることのない言葉であるために、感謝の言葉にとても敏感に反応します。
これも会う度に伝えていき、様々なことに対して自分の気持ち(感謝)を伝えていきます。
そうすることで、彼らの中で無意識の内に
何かあの人(私)と話すと落ち着く
等という感情が芽生えてくることが多いです。
当然、なかなか心を開いてくれない子もいますが、たいていの子供たちは次第に自己開示をしてくれるようになります。
頭ごなしに、力ずくで抑えることはその場しのぎに過ぎませんが、地道に信頼関係を築いていけば、怒らなくても、叱らなくても言うことを聞いてくれるようになるので、とても大切ですよ。
大人が子供に対して怒鳴ったり、自分のことを正当化して彼らを批判する(優劣をつける)接し方は、とても醜いことだということを頭に入れといてくださいね。
権力を振りかざして接している限り、彼らと本気で関わっていくことは不可能に近いので・・・。
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