こんばんは。
ものすごく単純なのですが、箇条書きで
何回も会いに行く
対等に接する
感謝の気持ちを伝える
相手の意見を尊重する
非行の行為は否定しても人格を否定しない
と、ザッとこんな感じです!
警察官当時は、非番や休日の夜から朝方にかけて、頻繁に彼らに会いに行っていました。
いきなり私服で現れて、輪に入ってこられると当然初めは反発や疑ってきますが、何度か続けていく内に彼らの中で
違和感
が生まれてきます。
そう
「この大人なんか違う・・・」
と。
彼らの中で、今まで出会ったことのなかったタイプの大人であればある程、彼らが自己開示をする可能性はとても高いです。
もちろん、初めに自己開示をするのは私ですよ(当然ですよね)。
大きく年が離れていようが、彼らだってしっかりとした自分なりの価値観を持った個人なので、非行行為と同時に人格まで否定することは言語道断です。
さらに、私個人的に彼らと関わり始めた当時から意識していたこととしては
一回目で顔と名前を覚える
最終的に誕生日、住所、学校、家族構成、趣味嗜好等も覚える
2回目から下の名前で呼ぶ
着ている服やバイク等を覚える
交友関係を把握する
等があります。
後々、これらの意識が事件解決や犯罪抑止に大きく関わったことは確かです。
在職時代は約200人程のデータが私の頭に入っていました(笑)
きっと本心からやりがいを感じていた仕事だったから出来たのでしょう。
実際に元非行少年らと話すと、当時の私の存在はある意味脅威だったそうです。
ですが、結果的に彼らと信頼関係を築けた上に犯罪の予防もできる、更には彼らの親御さんからの信頼も得ることができたことは、私の中で大きな財産となっています(^^)
非行更生への第一歩は
キッカケをくれる人やモノ(経験等)との出会い
が大きいです。
理想は
親御さん
にそのキッカケとなってもらいたいことが、私の願いでもあります。
だからこそ
親のカウンセリングとコーチング
が重要なのです。
ご自身の子供が、親ではなく私などの
第三者
に親よりも信頼していたら、あなたは本心から喜ぶことができますか?
このお話をしたときに私のクライアントの親御さんたちは
本心からは喜べない
という言葉が返ってきました。
そう
それで良いのです(^^)
そういう気持ちが大きな原動力になりますので。
カウンセラーやコーチは神ではありません。
あなたのお子さんやあなた自身を100%変えることは不可能ですが、私がクライアントのご家族が良い方向へと意識が変わる
キッカケ
となることはできます。
人は誰かを変えることはできません。
変える権利は第三者にはないのですから。
クライアントが自ら
変わりたい
と思えるように寄り添いながら、一緒に前に進んでいき
変わらなければ
という思考から
変わろう
という思考に変わった時に、クライアントと子供との関係は大きく変化していきます。
ここまでくれば、私のいう事を細分化しなくても良くなるので、私自身もとても嬉しいです(^^)
昨日も書きましたが
やらなければならない
ということは
嫌々やる
という本質が隠れています。
嫌々やっていく以上、あまり良い結果には繋がらないので、ここはとても重要です。
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