【Q 子供には信頼できる人がいない?】
こんにちは。
中学生の息子を持つ母親です。
去年の夏休み明けから不登校となり、現在はひきこもりになりつつあります。
子供に理由を聞くも答えてくれず、学校のお友達に聞いても「分からない」とのことでした。
もしかしたら、子供には信頼できる人が一人もいないのではないかと不安になってしまっているのですが、内藤さんはどうお考えですか?
【A 信頼している人はいないでしょうね・・・あなたも】
こんにちは。
お問い合わせをありがとうございます。
単刀直入に言ってしまうと、お子さんは本心から信頼している人はいないと思いますが、その根底の理由は
自分自身のことを信頼していない
もう少し掘り下げると
自分のこと知らない
自分のこと(個性)を受け入れていない
ということです。
また、それは親御さんにも恐らく当てはまります。
上辺だけの友達はいたとしても
見返りを求めずに信頼している人
はいないのではないでしょうか?
他人のことを信頼するということは
相手を信じ抜く自分を信頼する
ということですので、自分自身との信頼関係が構築していない以上、先へは進みません。
親に話をしないということに関しては、親御さんのことが嫌いということではなく、むしろ好きだからという可能性の方が極めて高いので、勘違いしないでくださいね。
自分の喜怒哀楽を出せる相手というのは実際には少ないのが大半ですし、「素の自分でいられる環境」は子供の非行、不登校、ひきこもり改善の重要なポイントになります。
大好きな人を悲しませるような言動は特に純粋な子供はやりません・・・ということは自分自身の悩みを大好きな親に打ち明けたら悲しむんじゃないか?と気を遣って話さない子も多いですよ。
特に親御さんの期待が大きかったり、自分の価値観を意識でも無意識でも押し付けてしまっている親子関係の場合は・・・
子供に「親離れ」を望んでいる親御さんほど「子離れ」をしていないことは非行の分野からたくさん見てきていますし、子供が非行にはしる場合の9割以上は「親御さんが精神的に自立していない」ですし・・・これはひきこもりや不登校にも言えます。
子供と向き合う以前の段階であることを先ずは認識することと、これまでの子育てが「ダメ」とか「間違っていた」ということではなくて
一生懸命にやってきた結果
に過ぎませんので、本当に子供のことを想うのであれば自分を責めることは止めてくださいね。
少しご質問から脱線してしまいましたが、どうすればお子さんが自分自身のことを信頼するようになって、他人を信頼するようになるのか?ということを考えてみてください。
それでも答えが出ないのであれば、私にご連絡いただければと思います。
■□■□■□■□■□■□■□■□■
2016年の新規受付をスタートしました。
非行、ひきこもり、不登校など
あたなの悩みにお答えします!
詳細はこちらよりメール下さい。
ご相談はこちら
■□■□■□■□■□■□■□■□■
この記事へのコメントはありません。