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【非行 ひきこもり】愛情と執着の勘違いはかなり危険

この記事は3分で読めます

こんにちは。

 

静岡県で女子大生を殺害した同じ大学の男が殺害理由について
 『LINEをブロックされたから殺した』
などと話しているみたいですね。
ストーカーになりやすい人は
 【愛情と執着を勘違いしている】
特徴があるのですが、実は親子関係を崩しやすい親御さんも愛情と執着を勘違いして、子離れせずに依存していることはよくあります。
昨日のクライアントさんとのセッションでのことなのですが、お子さんを社会のルールに沿わせようと一生懸命やればやるほど非行が悪化しているとのご相談があったのですが、そもそものところで言ってしまうと
 ルールに沿うことが正しいこと
と教えるということは
 自分で考えられない人間に育っていく
ということでもありますよね。
子育てにおいても、特に日本の場合は
 特に子どもはルールで縛らないとちゃんと行動しない
というマイナスの固定観念で育ててしまいやすいので、結果として成人を迎えても自分の意思を伝えることを苦手としたり、
自分で考えて決定や決断ができない大人が大量に増えている現実があります。
一昔前であれば、それでも定年まで生き抜いていくことができたかもしれませんが、おそらくこの先というか既になっていますが現代においてはかなりリスクだと感じています。
中高年のひきこもりやうつ病の方々性格の特徴をご存知でしょうか?
メインの特徴を5つ書きますが
 真面目
 優しい
 空気を読む
 目上の人に従順
 社交的
・・・小さい頃から親の顔色を伺ったり、親から「ダメ」などというネガティブな言葉を多く言われてきていたり、指示に従うことに慣れているので自我が曖昧なまま成長し、自己主張ができずに抱え込んでしまう。
または、学生時代から色んなことに挑戦することも少なかったので挫折経験や、失敗から自分で這い上がる経験も少なく、周りを気にして空気を読むことを裏目に出て親友と呼べる友達ができなかったり、気持ちを吐き出す相手もいなかったなどの過去がある人の割合が6割を超えるとも言われています。
暴力や暴言での子育てが否となり、より
 ’’言葉’’で子どもを育てていく力
だったり
 親自身が幸せを感じて、自分の軸を築いていて、行動し続ける姿勢
を見せていく必要がある時代にもう入っているので
 社会のルールに沿わせることを目的にすることはとても危険
な考え方であることをお伝えしました。
もちろん人間社会において一定のルールに従うことは必要ですが
 社会のルールではなく親のルール
にいつの間にかすり替わっているご家庭が、非行やひきこもりのご家庭には極めて多い印象を受けます。
あなたはどうですか?
お子さんや大切な人を束縛していませんか?
以前、あるご両親から高校生の息子さんの非行についてご相談があったときに、お父さんが
 「息子に何か夢とか目標を持ちなさいと言ったことがあったのですが、何を思ったのか漫画家になりたいって言ったんですよ!」
って仰った時に突っ込みどころ満載すぎて思わず身を乗り出して
 『お父さんが言わんとしていることは理解していますが、ご自身が言っていることが矛盾していることに気付かれていますか?』
と聴きました。
これも親の中で
  自分のルール=社会のルールや一般常識など
と思い込んでいる例でもあります。
また発達障害と診断されたお子さんを持つ親御さんも
 発達障害=ネガティブ
という’’思い込み’’で結果として子どもも荒れるに荒れて親子関係や最悪家庭崩壊に繋がってしまうケースも事実あります。
だから・・・怖いんですよ思い込みって。
なのであなたに聴きます。
あなたが思う、あなたが考えている常識や社会のルールの先に幸せや自律はあるのでしょうか?
あなたが望む子どもや大切な人の将来は、本当に相手のことを見返りなく想って描いていることなのでしょうか?
あなたが子どもや大切な人にかけている言葉は、あなたの心を安心させる、あなたの思い通りに相手を行動させる目的の気持ちは入っていませんか?
子どもだからこそ、最低限のルール(人を殺してはいけないなど)だけちゃんと教えて、あとは自分で考えて行動させて、たくさん転んで(失敗して)、たくさん成功して、たくさん傷ついて、たくさん傷つけて・・・などの色んな経験を体感させるような育て方をしていかないと、今後ますます行きづらくなる思考が根付いてしまうので参考にしてください。
「じゃあすでに大人の人は手遅れなの?」って思うかもしれませんが
  【手遅れになるかどうかその人や身近な人の行動次第】
としか言えないですね。
年齢を重ねれば重ねるほど社会の風当たりは強いのが現実ですし、固定観念が凝り固まっている人に寄り添いたいと思う人も少ない・・・ですが
 《全ては自分(の行動)次第》
なので、自分で選んで、自分で決断して行動していけば、変えることは十分可能だと個人的には思っています。
で、身近にいる人が
  自分で考えて行動し続ける
人であれば尚更良い方に変われる可能性は高まります。
だからこそ、子どもの更生を確実に叶えたいのであれば
 身近な親が変わるのが一番確実
っていうことです。
自分で動き出さないと始まりませんからね。
それではまた。

 

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プロフィール


はじめまして。
元警察官で現在は成人非行更生を
専門としたカウンセラーをしている
内藤佑と申します。

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