あなたも誰かの所有物ではない。
ということを忘れないでください。
日本における殺人事件のうち、半数以上が
家族間での殺人事件
という話は以前にしました。
心に余裕がなく、冷酷な状態・・・この原因の一つに
【交感神経の緊張状態の継続】
があります。
交感神経が緊張する状態というのは、常に【闘争モード】いわゆるスポーツや格闘技の試合中や仕事や趣味に没頭するときに本来は発揮されるものですが、そうではない時にこの状態が継続しているということは
《心に大きなストレスがかかっている状態》
ということです。
そうなると血液の流れが悪くなり、低体温となって心身ともに冷たい状態になります。
常に何かに不安を感じ
常に誰かに不満を抱き
常に自分を攻撃し
常に何かに縛られ
常にイライラして
常に誰かに依存し
常に誰かを依存させようとする
こうした状態に子供がなっているのであれば、99%
親であるあなた自身がなっている
可能性が大です。
人間だれしも二面性を持ち、相互のバランスが心身を健全に保つ秘訣です。
神経もそうですよね?
交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、ホルモンバランスが乱れると心も体も悪くなります。
子供と言えども自分とは違う人間です。
母親であっても個人の人生があります。
父親も然りです。
家族という身近な存在になるほど「相手が自分のことを分かってくれるはずだ」、「親の想いを組むことは子供の務めだ」などと主観をおしつけ、子供を奴隷のように、奥さんを召使の様に、旦那をサンドバックのように接する家庭に幸せはありません。
こうした状態を脱却するためには、先ず
《誰かが行動して結果を出すしかない》
です。
あなたもそうかもしれませんし、昔の私もそうでしたが、人は
《最初の一人は嫌だ》
と思っています。
身近なもので言えばスマートフォンやLINEなど、出てきた最初の時期に購入または使いましたか?
恐らく9割がたの人は違うと思います。
みんなが認めだし、みんなが使い始めて始めていませんか?
いろんな新しい商品やサービスを多くの人が調べもせず、使いもせず否定して決めつけて・・・昔の私にも言いたいですが、今の私からしたらそういう行動し続けない人、口先ばかり綺麗ごとばかりの人・・・個人的に本当に大嫌いです。
そして、非行やひきこもりの子供は早い段階でこうした大人の振り分けをします。
じゃあ子供はやっているのか?と言えば否です。
親が、先生がなどと発言する子供自身もまた同じです。
じゃあどうすることが一番最短で子供が変わるのか?
親の遺伝子を引き継いでいる以上、親が先に変わって見せること、どんな状況になっても前向きに切り替えられるマインドや自分の人生を充実させていく好奇心や向上心、探求心を持ち続けること、自分を大切にしていることが最短最速で子供の更生に繋がります。
というか今話したことは基本のことなので、行きつく先は基本を徹底的に磨くことです。
私が22歳の時に中国語の勉強を始めたころ、約3ヶ月間は単語など覚えず、ひたすら発音練習でした。
来る日も来る日も発音練習・・・でもそのお蔭で台湾に語学留学した時にヒアリングやリスニングで躓くことなく、現地の人たちからも褒められる発音になっていました。
どれだけ単語や文法を覚えようとも発音が違っていれば特に中国語においては終わります。
同じ「マー」でも発音で4つの意味をもつほどに発音命です。
私自身がうつ病になって、今に至るまでも普段あなたにお届けしている自己認識、自己受容、自己信頼の作業を欠かしたことはありません。
12年たっても基礎トレーニングは継続しています。
あなたにお伝えしていることを未だに私自身が取り組んでいるわけです。
考えてやってみて、分析して、改善してまたやってみて・・・こうした当たり前のことをやれない生き方は子供の更生を遠ざけるだけなので、あなた自身の日頃の行動や思考の書き出しや上手く子供とコミュニケーションをとれない場合は「なぜダメなのか?」や「こんな親だから・・・」とかだけでなくて
『どうすれば改善するのか?』
『どうやれば今以上に良くなるのか?』
というプラスの思考を意識して持つようにしてください。
現状の自分自身で上手くコントロールできないのであれば素直に誰かに頼むも良しです。
維持張ってくだらないプライドで我慢して頑張ったところで大した結果はないので。
あなたの本心はあなたしか知りません。
あなたの人生のハンドルはあなたのものです。
が、子供もまた然りだということを今一度、頭に叩き込んで行動してくださいね。
いつもお伝えしていますが、どんなに必死に、一生懸命取り組んでいても《間違った方法》、《間違った順番》では本当に無意味ですからね。
「努力は必ず報われる」わけではないし、この言葉の前には
『考えて行動し続ければ』
が入り、後には
『・・・かもしれないが、前に進まなければ退化しかない』
が続きます。
行動しているプロセスだけじゃなく、しっかりと
《結果》に目を向ける
ことから目を背けないでください。
それではまた。
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