【Q 14歳の娘が妊娠しました・・・どのように対応すればいいのか分かりません】
14歳の娘から「生理がない」との相談を受けたため、病院へ行ったところ妊娠しているとのことでした。
精神的にも経済的にも生んで育てていく自信がないため中絶する予定でいます。
妊娠が発覚した時は、私は気が動転してしまい娘を怒ってしまいましたが、しっかりと性教育をしてこなかった私たち親にも非があると思っていますが、今後どのように接していけば良いのか分かりません。
【A 未成年の妊娠の理由は様々ですが、現実をしっかりと受け止めて親御さんが勇気付けてあげてください】
未成年、特に13歳~17歳の子供の妊娠は私自身も何度も話を聞いています。
正式な統計上も1年間で20万件弱ありますからね、決して珍しいことではありません。
(闇医者などを入れればもっと件数は多いと思いますが・・・)
あなたが仰っている通り
親や先生の性教育のアマさが子供の妊娠や中絶に関係している
ということは、私も声を大にして言います。
まったくその通りだと思います。
また、学校の先生(教育者)の性教育に対する姿勢にも疑問を持っています。
私が学生時代の体育保健の性教育の授業は対して参考にならなかったことを覚えています。
事なかれ主義というか・・・
とはいえ、一番「性教育」に意識を置かなければいけないのはやはり親であるというのが私の考えです。
私がこれまでにあなたと同様の相談をしてきた親御さんに自身の性教育について聞くと
約9割は「性教育をしていなかった」
と答えます。
酷い場合は相手や相手の親に全責任を転嫁するような親御さんもいましたが・・・このような親御さんは話にならないのでここでは触れません。
お母さんだけではなく、お父さんも避妊や中絶についての知識を持つことは最低限必要ですからね。
「セックス後72時間以内に緊急避妊(アフターピル)すれば大丈夫」という話もありますが、現実には100%ではありませんし、実際に中絶の問題にぶち当たる子供の場合は知っていたとしても行動に移せないのが現実です。
だからこそ、コトが起きる前にしっかりと子供にも知識を教えると共に
日ごろからの親子の信頼関係の構築
が絶対条件で必要になってきます。
一般的にも「あれ妊娠したかも?」と意識した時には、すでに4週~7週を経過している言われています。
中絶は基本的には
12週未満と12週~22週
の2つの期間で、中絶方法がことなるので早いに越したことはないので、子供が
親に相談しやすい関係作り
を普段から築けているのかどうかはかなり重要です。
ただし、いずれの方法も術後のダメージはありますので、大きなリスクとなります。
ホルモンバランスが崩れてのめまいや頭痛、月経不順や無月経、子宮を傷付ける恐れがあるので感染症とうによる不妊や子宮外妊娠、流産や早産のリスクのアップなどなど・・・体のダメージだけでもこれだけのリスクを伴い、プラスとして「命を失った罪悪感や焦燥感」による精神的なダメージのリスクがあるわけですからね。
性教育は親としての義務でもあると私は考えているので、性別に関係なく親は子供にしっかりと性教育をやってください。
万が一子供が妊娠してしまった、させてしまった場合には腹をくくって、しっかりと現実を受け止めて子供を守って支えていく姿勢を持ってください。
未成年の子供が妊娠する理由は大きく分ければ
1 「寂しかった」
2 「セックスに興味があった」
の2つです。
1は普段からの親子関係が問題、2は親子関係が問題の場合もありますが、「性についての正しい知識不足」が主になります。
現代においては小学校高学年で「彼氏彼女がいる」ことも普通ですし、親の共働きなどによる「ぼっち飯」などの影響により、子供の孤独感は増していますので、性教育や親子の信頼関係構築はより一層大切になってきますのでお忘れなく。
また、余談ですが妊娠に至った際の相手の実情は出会い系などで知り合った人(その場限り)だけではなく
兄弟や親、家庭教師や教師など
実際には上記が相手である場合もありますので、先入観は持たないようにしてください。
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