こんばんは。
神奈川県川崎市の老人ホームで3人が転落死した事件について、職員が入居者を虐待している映像が公開されました。
私の親戚も老人ホームで働いていますが、肉体的にも精神的にも辛いことはあるけれど、自分がやりたいと決めて就いた仕事だから、楽しくも遣り甲斐も感じているといつも話してくれます。
私は警察官として働かせていただいていたので、公務員と言う仕事に就いている人でいつも愚痴を言ったり、自らは何も行動しないくせに組織などを批判している人に対しては
「やる気がなくて嫌なら辞めなよ」
と言ってきました。
大した努力もせず、自ら考えて前向きに働く意識も持たずにグダグダ言っている「大人」がとても多いと感じませんか?
パワハラにしろ、ブラック企業問題にしろ
100%企業側が悪い
と言えるものなど数少ないように感じます。
今回の事件に関しても、実際に虐待をした職員だけではなく、周囲の職員も把握していたはずです。
自ら選んで決めた人生(仕事)を自らの責任で生きていけない(勤められない)大人の姿を子供たちに見せていることを忘れてはいけませんよね?
良い大人の姿も、悪い大人の姿も子供たちは素直に見ていますので・・・
子供の非行は
親の生き方の鏡
だということを、いつもお伝えしています。
私が実際にあらゆる犯罪の現場や親子関係を直接見てきて確信していますが、子供が非行にはしる場合
99.9%の親は精神的自立が出来ていない
のです。
別の言い方をすれば、自分の子育てや生活が上手くいかない理由を
他人や環境へ責任転嫁している
自分のことを受け入れず、他人に依存している
ということです。
客観的に見れば、非行にはしる子供は
良くも悪くもしっかりと親の生き方を模範している
のです。
だとしたら、どうしますか?
開き直ったり、怒ってふて腐れますか?
現状の自分自身としっかりと向き合って、自分自身が最大の理解者であることを知って、自律して自分の人生を一生懸命に生きていく姿を子供に見せない限りは、子供の非行更生など夢のまた夢です。
そして、もう一つ。
親が子供と向き合うこと、非行更生へ向けて行動に移すことを放棄するということは、将来的に子供が第三者を傷付ける結果(今回の事件も然り、寝屋川の事件も然り) を生む可能性が高まること、そして子育てを放棄した親をネット社会はとことん追い込むというリスクが現代社会にはあることを忘れないでください。
親と言う役目が重大であり、大変だということは分かりますが、その選択をしたのも
自分の責任である
ということを子供が非行にはしっている親御さんは今一度、肝に銘じて頂きたいと思います。
「誰も自分のことを理解してくれない」ということは「自分自身が自分のことを理解していない」ということです。
あなたは行動する親ですか?行動しない親ですか?
日々のニュースを様々な角度から見てくださいね。
今回の事件で虐待を認めた4人の職員も「非行」ですので。
それではまた。
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