おはようございます。
週末から帰省して昨日までは兄家族もいたので久々の家族団欒を過ごしていました。
16日が私の父の命日なので、それまでは山梨に滞在します。
HPやブログにも書いていますが、私の父は海で溺れた小・中学生2人の兄弟を助けに行って亡くなりましたので、毎日報道される水難事故のニュースは心苦しくなります。
ですが、それとは別にやはり
【想定して準備しておくことや退くことの大切さ】
もこうした事故では感じます。
大型の台風が近づいてきているリスク、遊泳禁止区域で遊ぶリスク、飛び込むことのリスク、岩場で釣りをするときのリスクなどなど、今回の水難事故の約8割が
【事故が起きる危険性が高い場所で起きた】
ということです。
私もあなたに対してよく
想定外を想定内に入れること
をお伝えしているかと思いますが、それは私自身の実体験で感じていることでもあるわけです。
私の父が助けた子供二人は、当日初顔合わせとなった家族でした。
事故が起きた日は私の家族を含めて3家族が一緒に遊びにきていたんですね。
で、当日の波の波の高さは2.5メートル、しかも遊泳は良かったのですが何とも分かりにくい場所だったので、救急車の到着も遅れたり・・・といろんな負の連鎖が繋がった事故でした。
ですが、私の家族は母以外は比較的シュノーケリング等に慣れていたので一言で言えば調子に乗っていたわけです。
溺れてしまった子供2人はお父さんがカナヅチということもあり、あまり海水浴に慣れていなかった状況下においてはやはりあの状況下では
【撤退する(海水浴をやめて他のプランにするなど)こと】
が最善だったと思います。
あくまでも結果論ですけどね。
ですが私たちは気をぬくと自分の現状を見失い、正しい判断ができなくなります。
だからこそ、冷静に自分自身を見つめたり、いろんな状況や選択肢を用意しておくことでリスクを回避することできるわけです。
守りたい人がいるのであれば、守る側は軸をしっかり築いて柔軟に考えて対応できるように自分自身の準備をやっておかなければいけません。
子供が荒れてきた(荒れている)状況を脱したいのであれば、焦らず落ち着いて状況整理と判断をしていかねければ悪化の一途をたどります。
水難事故もまさにそうですよね。
パニックになり身体を大きく動かして体力を消耗して瞬く間に死に至る。
私が11歳の夏に父から学んだことは、こうした
・冷静に状況判断をする大切さ
・退くことの勇気
・驕れない
・自分を含めていつ死ぬのかはわからない(だから今を大切に生きること)
などを父の死と引き換えに学んだわけです。
子供が不安定になった時に、親も一緒に不安定になると状況は悪化していきます。
自分の頭にはないことが起きるのであれば、もっとたくさんのことを見つめて学んで情報を入れていきましょう。
自分で調べて行動してもわからなければ、専門の人に聴いてみましょう。
行動しなければ始まりませんし、ただ動くだけじゃなくて
’’考えながら行動すること’’
としなければ意味がないので、夏休み後半戦も気を引き締めていきましょうね。
それではまた。
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