こんにちは。
東京は連日猛暑です。。。
非行にはしる子供や親御さんに共通していることは
【過去を見過ぎている】
【過去=未来】
【過去=現在】
と考えています。
結論から言えば、もし子供の更生を望むのであれば、先ずは親御さんが
《過去から学んだら捨てるくらいの気持ちでいること》
がとても大切です。
特に最後の3つめ【過去=現在】に関しては、勘違いされやすいところです。
確かに過去の自分があったから現在の自分があるのですが、厳密には
《過去の出来事の捉え方によって現在も十人十色である》
ということを理解しておく必要があります。
シンプルな事例で例えると、過去に虐待されていた、生まれて親の顔を知らずに育った、親が離婚して片親であった・・・などなど、一般的に非行にはしりやすい過去がある人でも、前向きに自立して生きている方はたくさんいます。
過去の出来事や他人に責任転嫁することで何とか自分を維持しようとしている方もいますし、それも一つの生き方ですので自分で決めていけばいいことです。
ではなぜ自分の周りにはそのような前向きに生きている人脈がないのか??
答えはシンプルで
《自分と同じような考えの人しか集まらないから》
です。
ポジティブで前向きな人たちの輪にいつもネガティブな考えの人はいませんし、逆もしかりです。
私もPTSDやフラッシュバック、鬱の経験をしていますのでこちらでも同じことが言えます。
鬱の人が鬱の人と一緒にいても直すことは困難です。
なので、本気で鬱を直したいのであれば克服した人や自分が理想とする生き方をしている人の輪に飛び込む必要があります。
ここまで言うと「いやそんなことはない、いつも笑顔で励ましてくれる人がいる」と思うかもしれませんね。
ただ、私がこれまでに様々な人たちと直接関わってきて感じていますが
《いつも笑顔の人、いつも優しい一面しか見せない人》
はネガティブ一面が強い・・・言ってしまえば本当の意味でポジティブではないということでもあります。
非行の相談窓口でも言えますが、「時間をかけてゆっくりやっていきましょう」、「絶対に大丈夫」などなど言われた側は確かに嬉しですし、そうした言葉が励みとなっていることも事実あります。
しかしながら、その多くは
《一時の感情》
であり、結果が伴わないことの方が多いです。
あなたはどうですか?
これまでに子供のことを様々な機関にご相談されてきたと思いますが、当たり障りのないアドバイスや綺麗ごとのアドバイスを受けて実際に良くなりましたか?
正直申し上げて、私のブログを読んでいるということは頑張っても結果が伴っていない現状だと思いますがいかがでしょうか?
時々刻々と時代が変わり、情報が溢れている現代においては
《柔軟に考える視点》と《自分軸》
がなければストレスで疲れてしまいます。
今の時代を生きる子供たちの未来は、周りと合わせずに自分自身で人生を取捨選択して生きていかなければなりません。
ですが、そのような生き方を親御さんの多くがしていないので、言葉が響きにくいというのも悩みの一つになっています。
現に私のクライアントさんたちが苦戦している課題でもありますので!
てことで、子供の非行更生を経験したことがない人の意見や現場経験や成功実績が定かではない人の意見を聴くのは止めてください。
本当に子供の更生を望んで、互いに自立して良好な親子関係を築いていきたいのであれば、残された自分の時間(命)を無駄にしないようにお願いします。
夏休みは非行更生の大きな分岐点になります。
勉強でも「夏を制する者は受験を制す」などと言いますよね。
これは非行更生も同じですので、気を引き締めて取り組んでいただけたら幸いです。
プロフィール
はじめまして。
元警察官で現在は成人非行更生を
専門としたカウンセラーをしている
内藤佑と申します。
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