【Q 子供の非行は片親や経済的に貧しいとかが原因なのでしょうか?】
非行にはしる娘を持つ母親です。
子供が小さい時に離婚をして、女手ひとつで娘を育ててきましたが、生活を支えるために昼夜働いているため、幼いころから寂しい想いをさせてきてしまったことから非行にはしってしまったと感じています。
収入も安定し、両親健在の家庭であったらこんな結果にはならなかったのではないか?と考える毎日です。
【A 片親とか貧困は非行には直接関係はありません・・・ただし】
はじめまして。
まず初めにあなたにお伝えします。
「ここまで子供を見放さずに一生懸命に子供を育てていただき、ありがとうございます。」
悩みを打ち明けるという行動に移したあなたは
子供の非行更生を成功させる可能性は高い
ということをお約束します。
さて、ご質問についての回答ですが、正直・・・子供の非行に
貧困や親の状況(両親健在・片親・親がいない)は直接は関係ない
です。
貧しくても非行にはしらずに親子の信頼関係が築かれている家庭もありますし、片親でも同様です。
また、親が不在で施設等で育った方も同様に
○○だから子供が非行にはしる
というものって実はないのです。
じゃあ何が問題なのか?ですよね。
一言でお答えするならば
親(子供と関わる大人)の生き方
です。
親御さんが他人の価値観(依存)で生きていたり、自分の人生の責任を他人や環境に転嫁しているのであれば、子供がグレる可能性は高いです。
もう少し具体的に親御さんの考えや言動を列挙しますね。
・「どうせ私なんて・・・」
・「全部私が悪いんだ・・・」(一方的なネガティブ思想であるため本来の【自己責任】とは異なります)
・「母子家庭でなかったら・・・」
・「離婚をしなければ・・・」
・「学校がもっとこうあるべきだ」
・「あなた(子供)が更生さえすれば・・・」
・「信頼できる人なんて誰もいない」
まだまだありますが、ざっとこんな考えや口癖の親御さんの子供は非行にはしりやすいです。
非行にはしる子供は
素直に親の生き方を真似している
場合が殆どです・・・親は気付いていませんが。
また、残念ながら日常生活において
前向きに生きている人と後ろ向きに生きている人が交わることは殆どない
というのが現実です。
もちろん自らが「行動にする」ことをしていけば次第に出会っていきます。
あなたと私のように!!
例えば「うつ病」の人がよく、同じようにうつ病で悩んでいる人たちのグループに入っていくことがあります。
当然彼らは「うつ病を治すため」と考えての行動ですが、残念ながらその輪に飛び込んでも改善することは極めて厳しいです。
本当にうつ病を治したいのであれば
既にうつ病を克服して前向きに生きている人
うつ病の経験はなくても前向きに自分軸を持って生きている人
このいずれかの輪に入る必要があります。
もちろん、入る前にやる作業はありますが、誰にでも出来ることです。
私自身もうつ病の経験はあります。
子供は親の背中を見て育ちますので、子供の非行更生の最重要キーワードは
親の生き方を変えていくこと
が最短で確実な方法なのです。
参考までに「他人軸」で生きている人の特徴を簡単に言うと
・他人や環境(職場や周りの人)の責任に転嫁する
・話の殆どが愚痴や悪口
・「絶対にこうあるべきだ」という柔軟性のない考え方
最後の項目は一見「自分軸」がありそうなイメージを持たれますが、ありません。
自分軸のある人は他人の価値観も受け入れるスタンスがあるので、自分の価値観を押し付けることをしないというのが特徴です。
子育てにおいても、上辺だけの「褒める」、「叱る」、「手をあげる」、「怒る」、「傾聴する」などのスキルは関係ありませんので惑わされないようにしてくださいね。
非行の「責任」は子供自身ですが、非行の「原因」の殆どは親子関係にあります。
ただし、社会からみれば非行の責任は「親にもある」という考えが子供が未成年であれば多数派であることも忘れないでください。
勇気をもって相談したあなたは非行更生の可能性は十分にありますので、自分自身としっかりと向き合った上で、お子さんとも向き合ってみてください。
サポートが必要なときには遠慮なく私にご連絡いただければと思います。
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